2018/05/11
5月2日水曜日、ゴールデンウイークの谷間で本来ならば今日は仕事で診療しているはずであるが、先月から水曜日は副院長である息子が診療してくれるので70歳を前に世間でいう週休二日となった。午後からはあいにくの雨がしとしとと降っている。窓から見る欅の葉っぱが雨に濡れてやたらとみずみずしい。静かな書斎で雨音を聞いていると不思議といろんなことが思い浮かんでは消えてくる。
平日に仕事もしなくて家でぶらぶらし、家内のお供でデパートの中を散策するのはそれこそ45、6年ぶりだと思う。今日を入れてまだ5回目の平日休暇ではあるがいろんなことを考える機会となった。
まず気が付いたことは平日のデパートは当然といえばそれまでだがお客さんが少ない。そして、60代以降の女性が目に付く。しかも数人のグループがいろんな売り場に居て品定めをしている。デパート内のカフェにも出没し長時間粘っているようだ。不思議と年配の男性はほとんど見当たらない。おそらく、お金のかからない将棋や碁のクラブで暇つぶしをしているのだろう。やはり、世の中女性優位なのだろうか。
デパートを出てお昼ごろ街中を歩いてみて思ったことはどの店もランチメニューを前面に出して営業している。私たちもイタリアンのお店に入って思ったことは意外と値段の割には量も適当でおいしく出来上がっていた。食事をした後の満足感があった。これは週休二日制のメリットということか。
予定では来年6月で定年して、院長職を退くつもりである。そうなれば、火・木・金・土の4日勤務となる。益々自由時間が多くなるがこのことが今は嬉しいと思うが暇もまた辛いものがあることは言わずもがなである。
日野原重明先生が「いのちとは、人に与えられた時間である」と何かの本に書いていたと思うが私も同感で、これからの時間はあまり多く残されてはいないと思うがその時間、時を大切にしようと思っている。差し当たり、英会話の勉強・医療ボランティア・旅行・ゴルフ・海釣そして家族とのふれあいを目標にしたい。